昨年までは限られたお客様にこっそりご覧頂いていたり、コレクターの方にプレゼントとして使っていたのがこのドーイング。。。
作品よりその途中経過にも興味のあるハーブ&ドロシーのようなコレクター様がこのドローイングを目的にしていて、昨年の個展で皆様に公開したのを「え〜っ」って残念がっていました^^
そんな密かなファンのいるドローイングを今回もお披露目させていただきます。
画像は今回の個展の作品の設計図的存在のエスキースドローイング。
エスキースとは本番前のリハーサル、と言えばわかりやすいかもしれません。
本番の作品を迷いなくスムーズに進行する為のドローイング。
何枚ものエスキースが一枚の作品の元となる場合もあれば、一枚しかない時、ドローイングなしでいきなり描く場合ももちろんあります。
本画が心で感じた色や形を技法の効果等を考え、一度脳を通して描いているとしたら、細かい所を気にしたり、あまり頭で考えるのではなく、心に浮かんだ色等を浮かんだその時の勢いを大切に描くのがドローイング。
そう、子どものお絵描きのような直感を大切にした描き方。
15分〜長くても30分以内に描くように心掛けています。
きっちり描いた作品とは違い、かなりざっくり描いているし、個展でのお披露目するのは少し恥ずかしい。。。
でも、とことんさらけ出す事で少しでも良い作品を描けたらという思いの方が強い。。。
それに、作品の前段階をご覧頂く事は展示作品をより深くご覧頂く事にも繋がるので、少し色やサインを加筆して前回の個展より皆様にもご覧頂いています。
展示作品ではないので、ご購入されたお客様がその場でお持ち帰りになることもありますが、本画にはない勢いや直感的色や線を是非ご高覧頂ければと思っています。
壁にかかってる作品と違い自分で直接手に取ってご覧頂く感覚を味わってみてくださいね。